Tuesday, July 18, 2017 1:03 PM
投信の運用成績向上を 日証協会長「考慮の余地」
1日付で就任した日本証券業協会の鈴木茂晴会長(70)は18日までに共同通信のインタビューに応じ、海外に比べ割高との指摘がある投資信託の手数料について「運用成績に比べて高いという指摘は間違いではないと思う。考慮の余地がある」と改善の必要性を認め、運用成績を上げて批判を解消する必要があると述べた。
鈴木会長は「運用成績とコストが見合っていることが重要だ」と指摘し、まず運用成績の向上が重要とした。手数料を引き下げるかどうかは金融各社の経営判断となり、協会として取り組むことはないと説明した。
2018年1月に始まる少額投資非課税制度(NISA)の長期積立枠「積立NISA」は「投資に全く興味がない人にアプローチする最大の商品だ。証券界を挙げて取り組む」とした。積み立てを長期間にわたり続ければ「預金より圧倒的に多い利益が出る可能性が高い」と強調した。目先の収益にはつながりにくいが「投資がいかに有効か認識してもらうことで新しい顧客が生まれる」と期待を示した。(共同)
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