Wednesday, July 19, 2017 10:23 AM

米国の混合ペアで復帰 シンクロのスペンドラブ

 2004年アテネ五輪でシンクロナイズドスイミングの日本代表としてチームの銀メダルを獲得したスペンドラブ佳奈子(35)=旧姓北尾=がブダペストで行われている世界選手権の混合デュエットに米国ペアとして出場した。テクニカルルーティン(TR)3位で表彰台に立ち「ついにこの舞台に来たという感じ」と笑った。21日はフリールーティン予選に臨む。

 男子の第一人者、ビル・メイと組み、TRはジャズ調の曲に乗って男性を翻弄する女性を情熱的に演じた。終盤には素早い脚技で技術の高さも見せつけた。

 05年世界選手権でもチームで2位に入り、その後引退。「シンクロをもっと追求したい」と米国に渡ってシルク・ドゥ・ソレイユのパフォーマーとして活動してきた。しかし競技への思いも捨てきれず「野望みたいなものはあった」という。(共同)