Wednesday, July 19, 2017 10:27 AM

格納容器内「激しく損傷」 デブリ未確認、水中ロボ

 東京電力は19日、福島第1原発3号機で溶け落ちた核燃料(デブリ)を確認するため、原子炉格納容器内にたまった汚染水の中を調べる水中ロボットを投入した。東電は、格納容器内の撮影に成功し、複数の構造物の損傷や脱落を確認したが、この日の調査範囲ではデブリは見つからなかったと明らかにした。21日の再調査で確認を目指す。

 東電は原子炉圧力容器直下の状況について、これまでの調査で状況が明らかになっている2号機と比べて「明らかに損傷が激しい」との認識を示した。3号機格納容器内の具体的な状況が分かったのは初めて。

 圧力容器下部にある金属製の作業用足場の周辺を撮影したが、足場が見当たらず、足場の下に構造物のようなものが落下している様子が写っていた。(共同)