Wednesday, July 19, 2017 10:29 AM

米金融大手、5社が増益 6社決算、利ざや改善

 米金融大手6社の2017年4〜6月期決算が19日出そろい、5社が増益を確保した。米国の利上げで、貸し出しの利ざやが改善した。一方で債券などの売買仲介業務は、市場取引が低調だったため、振るわなかった。

 純利益が最大だったのはJPモルガン・チェースで前年同期比13%増の70億2900万ドル(約7880億円)。ダイモン最高経営責任者(CEO)は「(売買手数料などの)市場部門の収入は減ったが、ローンや預金といった銀行部門ではリーダーの地位を維持した」との声明を出した。

 ウェルズ・ファーゴは短期金利上昇による利ざやの改善で5%増の58億1000万ドル。バンク・オブ・アメリカは個人向けローンが好調で10%増の52億6900万ドル。モルガン・スタンレーは11%増の17億5700万ドルだった。(共同)