Wednesday, July 19, 2017 5:47 PM

テロ、死者は2年連続減 米報告書、イランを批判

 米国務省は19日、2016年に起きた世界各地のテロに関する年次報告書を公表した。テロの発生件数と死者が2年連続で減少したものの、テロ組織による女性や子どもの拉致は前年に比べて26%増加した。また、イランを「主要なテロ支援国家」と重ねて批判した。

 報告書によると、16年のテロ発生件数は前年比9%減の1万1072件。死者数は13%減の2万5621人だった。パキスタン、アフガニスタン、ナイジェリア、イエメン、シリアなどでのテロの減少が原因という。

 テロが最も多発した国はイラクで2965件。うち約3割が過激派組織「イスラム国」(IS)の犯行だった。(共同)