Thursday, July 20, 2017 11:45 AM
予算概算要求100兆円超 18年度、基準を閣議了解
政府は20日、2018年度予算の概算要求基準を閣議了解した。各省庁が8月末までに提出する要求の総額は4年連続で100兆円を超える見通しだ。歳出総額の上限は定めない。人材育成や地域経済の底上げにつながる施策に重点的に配分するため、4兆円程度の特別枠を設ける。
歳入の柱である税収が伸び悩んでおり、歳出拡大が続くと財政赤字は膨らむ一方となる。年末にかけて財務省の査定作業が難航しそうだ。
特別枠は、公共事業など裁量的経費の要求額を17年度当初予算から10%削って財源を捻出する。人材育成の投資のうち、幼児教育と保育の無償化は財源が固まっていないため、企業と働く人が保険料を負担する「こども保険」の創設などを選択肢として年末にかけて別途議論していく。(共同)
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