Thursday, July 20, 2017 5:57 PM

米石油大手が対ロシア制裁違反 国務長官の首脳時代

 米財務省は20日、石油大手エクソンモービルが2014年に対ロシア制裁に違反したとして、200万ドル(約2億2400万円)の罰金を科したと発表した。当時、ティラーソン国務長官がエクソンの最高経営責任者(CEO)を務めていた。

 財務省によると、エクソンは14年5月、ロシア国営の石油最大手ロスネフチのイーゴリ・セチン社長らと石油・ガス開発に関する契約を結んだ。米政府は同年4月にセチン氏を制裁対象に指定していた。

 財務省は、エクソンは違反の事実を同省に自発的に開示しなかったとし、違反自体も「悪質だ」と指摘した。一方、米メディアによると、エクソンはホワイトハウスや財務省の指導に従ったとし、罰金は「全く不公平だ」と反発した。(共同)