Friday, July 21, 2017 1:13 PM

聖地巡り衝突、3人死亡 エルサレム

 エルサレム旧市街などで21日、イスラエル治安当局とイスラム教徒のデモ隊が衝突し、パレスチナ人3人が死亡した。イスラエルのメディアが伝えた。旧市街にあるイスラム教とユダヤ教双方の聖地の入り口に設置された金属探知機を巡り、イスラム教徒が抗議していた。

 聖地のユダヤ名は「神殿の丘」、イスラム名は「ハラム・アッシャリーフ」。入り口付近で14日、パレスチナ人の男3人がイスラエル警察部隊を銃撃する事件が起きたことを受け、イスラエルが16日、警備のためにイスラム教徒専用の入り口に金属探知機を設置した。

 聖地の管理方法の変更に反発するイスラム教徒は16日以降、旧市街周辺の路上で礼拝を行うなど抗議活動を続けており、対立の先鋭化が懸念されている。(共同)