Friday, July 21, 2017 1:14 PM
独車大手5社談合が発端か VWなどの排ガス不正
ドイツの有力誌シュピーゲル(電子版)は21日、自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス規制逃れ問題について、VWやダイムラー、BMWなど同国大手5社によるコスト抑制のための談合がきっかけになった可能性があると報じた。同誌はVWの内部文書を入手したとしている。
シュピーゲルによるとドイツ当局は、VWなどを鋼材調達での談合の疑いで調査。5社は1990年代から各種作業部会を設け、下請け企業の選択や部品のコストなどについて話し合っていた。
ディーゼルエンジン車の排ガス浄化技術の部会もあり、有害物質を浄化する尿素水のタンクの大きさを協議、低コストの小型タンクを採用した。同誌はタンクに十分な尿素水を収容できないため、試験時にだけ浄化機能をフル稼働させて排ガス基準を満たす一方、路上では機能を低下させる方法が編み出された可能性があると伝えた。(共同)
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