Friday, July 21, 2017 5:44 PM

米特別代表、ウクライナへ 情勢安定化へ英仏も訪問

 米国務省は21日、ウクライナ情勢に関する外交交渉を担うボルカー特別代表が同日からウクライナや欧州各国を歴訪、情勢安定化に向けた協議を行うと発表した。

 ウクライナ東部では親ロシア派武装組織とウクライナ政府の紛争が続いている。米政府は停戦を定めたミンスク合意の履行を求めているが、たびたび破られているため、米露関係悪化の一因になっている。

 国務省によると、ボルカー氏は24日にウクライナ政府高官と会談するほか、パリでフランスやドイツの高官と協議。その後、ブリュッセルやウィーン、ロンドンも訪れ、欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)、欧州安保協力機構(OSCE)などの幹部と面会する。(共同