Friday, July 21, 2017 5:48 PM

北朝鮮渡航禁止を正式決定 米国務省、人道支援は例外

 米国務省は21日、ティラーソン国務長官が全ての米国人に北朝鮮渡航を禁止することを正式決定したと発表した。猶予期間を経て8月下旬に施行予定。人道支援などの目的に限り渡航を認める例外措置も設けた。

 国務省は、北朝鮮で拘束された米国人大学生オットー・ワームビア氏が昏睡状態に陥り、解放後に死亡した問題を受け、渡航制限を検討していた。ナウアート報道官は声明で「北朝鮮の司法制度では、長期間にわたって拘束される深刻な危険がある」と強調した。

 国務省によると、渡航禁止施行後は、米国のパスポートは北朝鮮への渡航に使用できない。人道支援などを目的に渡航を求める人は、国務省に申請する必要がある。(共同)