Tuesday, July 26, 2016 10:42 AM

リオ五輪開幕まであと10日 ロシア問題、選手村不備で混乱

 南米初開催のリオデジャネイロ五輪開幕まで26日で10日となった。ロシアの国ぐるみのドーピング問題や選手村の不備など大会直前まで混乱が続く中で準備は最終段階を迎えた。

 日本選手も続々とリオ入りし、25日は瀬戸大也選手(JSS毛呂山)ら競泳陣が直前合宿地のサンパウロから着くと早速、本番会場に隣接するプールで調整した。市西部バーラ地区の五輪公園内は選手やボランティアが目立ち始めた一方、会場では最後の仕上げの工事が依然として続く。

 オープンと同時にずさんな整備状況が次々と発覚した選手村は、地元メディアによると630人が24時間態勢で修繕作業に当たり、大会組織委員会は「29日までには完璧になる」としている。交通渋滞が慢性化している市内の幹線道路では25日、五輪の関係車両などが優先的に通行できる「五輪レーン」の運用が始まった。(共同)