Monday, July 24, 2017 11:20 AM

豪でもエアバッグ死亡事故 タカタ製、リコール対象

 オーストラリアのシドニーで起きた交通事故で、ホンダ車のエアバッグが破裂し、男性(58)が死亡したことが24日までに分かった。エアバッグがリコール(無料の回収・修理)対象のタカタ製だったことから、競争消費者委員会は同日、欠陥エアバッグのリコール状況を調査すると発表した。

 地元メディアによると、タカタ製エアバッグが原因とみられる死亡事故が確認されるのはオーストラリアでは初めて。ロイター通信によると、世界では18例目となる。

 競争消費者委員会によると、同国では2009年以降、日米欧の自動車メーカーの230万台超に装備されたタカタ製エアバッグがリコール対象になっている。21日の警察発表によると、事故は13日に発生し、問題の車両はホンダのスポーツタイプ多目的車(SUV)「CR-V」だった。エアバッグの欠陥が死亡原因である可能性が高いとみている。(共同)