Monday, July 24, 2017 11:23 AM

首相、日報の隠蔽指示否定 防衛相罷免を拒否

 安倍晋三首相は24日の衆院予算委員会で、南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報問題を巡り、陸上自衛隊が保管していた事実が非公表とされたことに関し、自らの隠蔽指示を否定した。稲田朋美防衛相に対する野党の罷免要求も「改めるべき点があれば徹底的に改善し、再発防止を図ることで責任を果たしてもらいたい」と拒否した。

 共産党の笠井亮氏は、問題が表面化する前から、首相は防衛省幹部と面会しているとして「要所で報告を受け、対処方針を指示していたのではないか」と追及した。

 首相は「隠蔽などしてはならないというのが、私の基本的な立場だ。指示することはあり得ない」と反論。陸自に電子データの記録が残っていたことについて「まだ報告を受けていない」と述べた。(共同)