US Frontline News

Monday, July 24, 2017 11:24 AM

大統領娘婿「共謀ない」　ロシアゲートで議会証言

　トランプ大統領の娘婿クシュナー大統領上級顧問が24日、米大統領選干渉疑惑「ロシアゲート」を巡り、上院情報特別委員会で非公開の証言を行った。クシュナー氏は事前に提出した書面証言で、政権発足前に駐米大使らロシア要人との接触が複数回あったと認めた上で「外国政府との共謀はない」として不適切な関係を否定した。

　クシュナー氏は政権移行期の昨年12月、キスリャク駐米ロシア大使（当時）や、米国の制裁対象となっているロシア政府系銀行の頭取と接触していた事実が判明。ロシア側とトランプ氏周辺のつながりを解明する上で重要な情報を握るとみられているが、クシュナー氏は書面証言で、一連の接触は外国政府との連絡役としての職務を超えるものではないと強調した。

　キスリャク氏に在米ロシア大使館にある機器を使った秘密の米露通信回線設置を打診していたと報じられたことについては、キスリャク氏に安全な通信回路の設置を要請されたのに対し、ロシア側の機器などを利用できないのかどうかを尋ねただけだと説明した。（共同）