Tuesday, July 25, 2017 10:57 AM
聖地入り口の探知機撤去 イスラエル、混乱収拾図る
イスラエル政府は25日、エルサレム旧市街にあるイスラム教とユダヤ教双方の聖地の入り口に警備強化のため設置した金属探知機を撤去することを決めた。探知機を巡ってはイスラム教徒が強く反発、イスラエル治安部隊との衝突を繰り返す原因になっており、撤去で混乱収拾を図る狙いがある。
イスラエル政府は代わりに、旧市街内に高性能の監視カメラを導入する方針。導入完了までは警戒に当たる治安部隊を増員する。ただイスラム教徒は探知機設置以前の状態に戻すことを求めており、事態が沈静化に向かうかは不明だ。
トランプ米政権の国際交渉の特別代表を務めるグリーンブラット氏は24日、イスラエルを訪問しネタニヤフ首相と会談。混乱の収拾に向けた仲介に乗り出していた。(共同)
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