Wednesday, July 26, 2017 11:56 AM
追加利上げ見送りの公算 FOMCの2日目始まる
米国の金融政策運営を決める連邦公開市場委員会（FOMC）の2日目の議論が26日、首都ワシントンの連邦準備制度理事会（FRB）本部で始まった。緩やかな拡大を続ける米経済の腰を折らないよう、前回6月に続く追加利上げの実施は見送る公算が大きい。会合終了後の午後2時（日本時間27日午前3時）に声明を発表。イエレンFRB議長の記者会見は予定されていない。
量的緩和策である米国債などFRBの買い入れ資産の規模縮小に関して、開始時期を示唆する文言が声明に盛り込まれるかが注目される。
トランプ政権の目玉政策である大型減税や大規模インフラ投資の実行が遅れるとの観測が強い中、FRBとしては、企業や個人の景況感が上向いているうちに金融政策の正常化への道筋を付けたい意向だ。一方で、物価上昇ペースの鈍化には懸念が広がっており、物価動向は年内にあと1回とされる追加利上げの判断に大きな影響を与える。（共同）
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