Thursday, July 27, 2017 11:26 AM

FBI人事で司法長官批判 トランプ氏、連日の攻撃

 トランプ大統領は26日、セッションズ司法長官を改めて批判した。連邦捜査局(FBI)のマケイブ長官代行がクリントン元国務長官と深い関係にあるとツイッターで指摘し、「セッションズ氏はマケイブ氏をなぜ更迭しなかったのか」と書き込んだ。トランプ氏はセッションズ氏を連日攻撃、将来的に辞めさせるとの見方が強まっている。

 ワシントン・ポスト紙電子版は、トランプ氏が議会休会中に上院の承認なく政府高官を任命できる大統領権限「休会任命」を行使して次期司法長官を決める案を側近に相談したと報じた。側近らは政治的リスクが高いとして、セッションズ氏を辞任に追い込まないよう進言したという。

 マケイブ氏は昨年、クリントン氏が国務長官時代に公務で私用メールを使った問題の捜査を副長官として監督したが、2015年にバージニア州議会選に出馬した妻がクリントン氏と親密なバージニア州知事の政治団体から多額の寄付金を受けていたと報じられた。クリントン氏の捜査に関わるのは不適切と批判されたことがある。(共同)