Thursday, July 27, 2017 11:28 AM

米朝ICBMで神経戦 休戦64年、発射警戒続く

 北朝鮮が再び大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験準備とも取れる動きを見せている。トランプ政権は北朝鮮が「戦勝日」と位置付ける27日の朝鮮戦争休戦協定調印64年に合わせた発射を警戒し、偵察衛星による監視情報をメディアにリーク。金正恩朝鮮労働党委員長は約2週間にわたり姿を現さず、米朝が「神経戦」(自衛隊関係者)を繰り広げている。

 「われわれは米国の心臓部を攻撃できるICBM発射実験を一度で成功させた」。27日付の党機関紙、労働新聞は1面の社説で、4日のICBM「火星14」発射の成果を強調。軍事行動を排除していないトランプ政権をけん制した。

 日本政府関係者によると、北西部亀城でミサイル発射のための整地作業や関連車両が確認されたほか、亀城以外でも不審な動きを見せる。米メディアは27日を前に相次ぎこうした動向を報じた。(共同)