Thursday, July 27, 2017 11:30 AM

民進・蓮舫代表が辞任 「私の統率力不足」

 民進党の蓮舫代表は27日午後の記者会見で、代表を辞任する意向を表明した。「いったん引いて新しい執行部に率いてもらうのが最善だと考えた。東京都議選を通じて自身の足らざる部分に気付いた。統率する力が私には不足していた」と理由を述べた。蓮舫氏の突然の辞意表明を受け、安倍政権に対抗する野党第1党は早期の立て直しを迫られる。後任には枝野幸男元官房長官や前原誠司元外相、玉木雄一郎幹事長代理の名前が挙がっている。

 代表選は党員・サポーターが投票に参加する方式を検討しており、早ければ8月下旬となる見通しだ。枝野氏は立候補の意向を周囲に示唆している。前原氏は記者団に立候補への意欲を示した。玉木氏は「今の時点では全く白紙だ」と記者団に語った。

 国会内での会見で蓮舫氏は台湾との「二重国籍」問題は辞任判断と「全く別次元の問題だ」と指摘。参院から衆院へのくら替え方針は再考するとした。会見に先立ち、臨時の執行役員会で辞任の了承を受けた。(共同)