Thursday, July 27, 2017 1:51 PM

モルドバ国民投票は違憲 大統領権限強化が見送りに

 旧ソ連圏のモルドバの憲法裁は27日、大統領権限の強化などの是非を問う国民投票について、憲法に違反しているとの判断を示した。ドドン大統領は3月、国民投票を9月24日に実施するとの文書に署名したが、見送られることになった。インタファクス通信などが伝えた。

 憲法裁は、大統領は国民投票を提案できるが、実施を決める権限は議会にあると判断。ドドン氏は強く反発している。

 親欧米派が主流の議会と対立するドドン氏は国民投票により、大統領に議会解散権を与え、一院制議会の定数を減らすことなどを国民に問う方針だった。(共同)