Friday, July 28, 2017 6:01 PM
中国、対話解決路線を堅持 圧力強化の日米韓けん制
中国の習近平指導部は、秋に5年に1度の共産党大会を控えて地域の安定を最重視しており、北朝鮮の核・ミサイル開発問題の対話解決路線を堅持し、圧力強化に向かう日米韓をけん制する方針だ。
中国は、北朝鮮によるミサイル発射について「国連安全保障理事会決議に違反するいかなる行動にも反対だ」(陸慷・外務省報道局長)として、北朝鮮に対して明確に自制を求めてきた。このため弾道ミサイル発射を強行した北朝鮮に対し、いら立ちを募らせている。
習指導部は、北朝鮮の核・ミサイル開発について「『中国が圧力強化に協力しないせいで抑止できない』とトランプ米政権が責任を押し付けようとしている」(中国の北朝鮮研究者)と警戒。圧力強化は朝鮮半島の緊張を高めることにつながるだけだと訴え、「各国が自制を保ち緊張緩和に努力するよう求める」(陸氏)として、対話の席に着くことが先決だとの姿勢を貫く構えだ。(共同)
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