Friday, July 28, 2017 6:02 PM
政府、挑発行為へ警戒続行 岸田氏兼務「問題ない」
政府は29日、北朝鮮による大陸間弾道ミサイル(ICBM)級のミサイル発射を受け「さらなる挑発行為の可能性も十分考えられる」(安倍晋三首相)として警戒態勢を強めた。岸田文雄外相が防衛相を兼務する中での危機管理対応について、菅義偉官房長官は「支障は全く出ていない」と強調した。
首相は発射から1時間足らずの29日午前0時40分すぎに国家安全保障会議(NSC)の関係閣僚会合を緊急開催。岸田氏は会合出席後、防衛省に午前1時10分ごろ入り、ミサイルの分析に当たった。「最大射程は少なくとも5500キロを超えるとみられ、ICBM級だったと考えられる」などと防衛省で記者団に述べた。
その後、午前3時20分ごろに外務省に移動。「さらに厳しい措置を含む新たな国連安全保障理事会決議の採択に向け日米韓で連携する」と記者団に説明した。北朝鮮への圧力強化に向けて中国、ロシアに働き掛けを強める考えも示した。(共同)
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