Tuesday, July 26, 2016 5:43 PM
プルトニウム保有量を報告 内閣府、15年度末
内閣府は27日、日本が2015年末時点で国内外に保有する、原発の使用済み核燃料の再処理で取り出した分離プルトニウムの総量を国の原子力委員会に報告する。昨年報告した14年末時点の総量は、約47.8トン(このうち核分裂性は約31.8トン)だった。
国の核燃料サイクル政策は、原発の使用済み燃料から取り出したプルトニウムを高速増殖炉で使う計画だったが、原型炉もんじゅの開発が行き詰まり、代替策として一般の原発で使うプルサーマル発電も再稼働の遅れなどのため進んでいない。
プルトニウムは核兵器にも転用可能。日本が消費のめどが立たないまま保有量を増やしている状況に、国際社会で懸念が高まっている。(共同)
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