Tuesday, August 01, 2017 12:17 PM

電子部品大手5社が増益 自動車、スマホ向けが好調

 電子部品大手7社の2017年4〜6月期連結決算が1日、出そろった。自動車やスマートフォン向け部品需要が旺盛だったことが貢献し、売上高は全社が増収を確保。純利益は京セラや日本電産、日東電工など5社が増益となった。

 純利益は、京セラがスマホの高機能化で水晶部品などが伸びたことから前年同期の約2倍に拡大した。日本電産は新製品を投入した自動車や産業向けモーターの販売が堅調で、前年同期比28.0%増だった。

 日東電工は自動車用の部材やスマホ向けフィルムが好調で約3倍に、アルプス電気は任天堂の家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」などゲーム機の需要増を取り込み約2.4倍に、それぞれ純利益を拡大した。ロームは自動車向け事業の好調で約5倍になった。(共同)