Thursday, August 03, 2017 10:51 AM

米、対中調査4日指示か 通商法301条で制裁も

 ニュースサイト、アクシオスは2日、トランプ大統領が4日に、中国に対し貿易相手国に高関税などの制裁を科す通商法301条に基づく調査を開始するよう通商代表部(USTR)に指示する見通しだと伝えた。調査対象は知的財産権の侵害という。

 USTRが調査した上で「クロ」と判断すれば中国と協議を行い、解決できなければ高関税などの報復措置を取る。ただ、米中両国が加盟する世界貿易機関(WTO)の紛争解決機能を無視する形となり、中国や他のWTO加盟国の反発を招く可能性もある。

 中国商務省の報道官は3日の記者会見で「WTO加盟国はWTOのルールを順守すべきだ」と指摘。「中国は一貫して知的財産権の保護を重視してきた」とも述べた。(共同)