Thursday, August 03, 2017 10:51 AM

文書データ管理で米社買収 京セラ、100億円規模

 京セラは3日、コピー機など複合機を扱う子会社を通じ、法人向け文書の電子化やデータ管理を手掛ける米国の企業「データバンク」(ペンシルベニア州)を買収したと明らかにした。米国市場での複合機関連サービスを強化するのが狙い。買収金額は非公表だが、100億円規模とみられる。

 京セラの子会社「京セラドキュメントソリューションズ」(大阪市)が現地時間の1日付でデータバンクの全株式を取得した。データバンクは全米に販売網を持ち、2016年12月期の売上高は約102億円。

 データバンクはこれまで病院や金融機関などの顧客から紙の文書を受け取ってデータ化してきたが、今後は紙ではなく、京セラドキュメントの複合機で読み取ったデータを転送してもらうことで効率化を図る。(共同)