Thursday, August 03, 2017 10:52 AM

北朝鮮包囲網引き締め 米長官、東南アジア歴訪へ

 ティラーソン国務長官は東南アジア諸国連合(ASEAN)関連会合出席などのため5日からフィリピンなど東南アジア3カ国を歴訪する。一連の会合では核・ミサイル開発を進める北朝鮮を経済・外交面で孤立させる必要性を訴え、北朝鮮包囲網の引き締めを狙う。

 最も注目されるのは7日にマニラで開かれるASEAN地域フォーラム(ARF)。北朝鮮の李容浩外相が出席する中、ティラーソン氏は各国と共に北朝鮮に対し「一斉非難」(ソーントン国務次官補代行)を浴びせたい考えだ。

 東南アジアには、北朝鮮労働者の受け入れを認めるなど良好な外交関係を維持している国も多く「米側か北朝鮮側か、どちらに付くのかはっきりさせたい」(米国務省高官)との思惑もある。(共同)