Thursday, August 03, 2017 10:52 AM

米は安定性重視と評価 中国メディアには警戒感

 外務、防衛の重要ポストに閣僚経験者を起用した安倍内閣の3日の改造について、日米同盟強化を目指すトランプ政権は安定性を重視した布陣と好意的に受け止めた。一方、中国メディアは小野寺五典防衛相を「対中強硬派」と警戒。改造による支持率回復の効果については「限定的だ」と厳しく論評した。

 日米は8月中旬にも外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)を開く見通し。米国は核・ミサイル開発を強行する北朝鮮の脅威が高まる中、日本と緊密な連携を維持したい考えだ。

 米政府当局者は小野寺氏に関し「実務能力に優れている。自衛隊の役割拡大について話したい」と期待。外相に抜てきされた河野太郎氏には米国政治への理解があり、意思疎通がしやすい相手と評価する声が上がった。(共同)