Friday, August 04, 2017 11:32 AM

全面広告で古巣に謝意 米国流でけじめ、ダルビッシュ

 大リーグ、レンジャーズからドジャースに交換トレードで移籍したダルビッシュ有投手(30)が3日付の地元紙ダラス・モーニング・ニューズに「ありがとう レンジャーズ・ファン」と見出しで英語による全面広告を掲載し、古巣に謝意を示した。過去、他のメジャー選手にも同様の例があり、同投手は4日に敵地ニューヨークで行われるメッツ戦での移籍後初登板を前に「米国流」でけじめをつけた。

 広告はレンジャーズのユニホーム姿の写真付きで掲載した。メッセージは「2012年から5年半、本当にありがとう」の一文から始まり「日本から来て新しい環境に適応できたのは支えてくれた思いやりあるファンの皆さま、チームメート、スタッフ、全ての関係者のおかげ」と続けた。

 一方、最後の登板になった7月26日の本拠地でのマーリンズ戦で自己ワースト10失点を喫したことを「最も悔いが残る」とした。さらに、時には奪三振しか考えていないとの批判も耳にしたそうで「三振が頭にあったこともあるが、ファンやチーム、チームメート、スタッフが常に自分の中の最優先事項だった」とも記した。(共同)