Friday, August 04, 2017 11:35 AM
在韓被爆者、米に賠償要求 原爆投下は「国際法違反」
原爆投下は民間人の殺りくを禁じる国際法に反しているとして、広島で被爆した韓国人や2世ら計4人が、米国政府や原爆の製造、投下に関わった米企業に賠償などを求め、4日までに韓国南東部の大邱地裁に調停を申し立てた。
調停は民事上の紛争解決のため、裁判所に仲介を求める制度。不調に終わった場合、米政府などを相手に提訴するとしているが、国際法では国家は外国の裁判権に服さないとする「主権免除」の原則があり、提訴の実現は見通せない。
被爆者側は財団設立を通じた賠償や謝罪、原爆被害に関する情報公開を米側に要求。調停を申し立てた被爆2世の韓正淳さん(58)が、在韓被爆者が多く暮らす南東部の陜川で明らかにした。調停は3日に申し立てた。(共同)
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