Friday, August 04, 2017 11:35 AM
米国の要求、露骨に迫る トランプ氏の「取引外交」
トランプ大統領が1月にメキシコのペニャニエト大統領やオーストラリアのターンブル首相と行った電話会談の詳細な記録をワシントン・ポスト紙が3日、独自に入手して報じ、トランプ氏が隣国や同盟国に露骨な言葉遣いで要求を突き付けていたことが浮き彫りになった。就任から間もない時期のやりとりとはいえ、トランプ氏の「取引外交」への警戒感が強まりそうだ。
トランプ氏は1月28日、ターンブル氏との電話会談を「私たちは(ビジネス界出身の)似た者同士だ」と友好的に始めたものの、オバマ前政権がターンブル政権と合意したオーストラリアから米国への難民受け入れの話になると「ばかな合意」と非難した。難民については「そういう連中はいらない」と一蹴した。
この日、安倍晋三首相やロシアのプーチン大統領ら各国首脳と立て続けに電話会談したトランプ氏は、ターンブル氏に「今日は一日中電話しているが、これが最も不愉快」と言い放った。(共同)
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