Friday, August 04, 2017 11:36 AM

トヨタ、マツダが資本提携 EV、次世代技術で協力

 トヨタ自動車とマツダは4日、相互に株式を持ち合う資本提携に合意し、電気自動車(EV)の開発を共同で進めると発表した。米国に共同出資会社を設立し、計約1700億円を折半で投じて2021年の新工場稼働を目指す。環境技術や自動運転など先端分野で競争が激化しており、協調して開発分野を広げる考えだ。

 トヨタの豊田章男社長は東京都内で記者会見し、今回の提携が「将来に向けての一里塚になる」と強調。マツダ幹部は「テーマに応じて資本の拡大は検討していく」と述べ、相互出資の比率を高める可能性に言及した。

 トヨタはハイブリッド車(HV)の先駆者として業界トップの地位を築き、マツダも独自のエンジン技術を持つが、EVでは出遅れている。豊田氏は、米国の新工場でのEV生産を検討する考えを示した。(共同)