Friday, August 04, 2017 1:18 PM

米司法長官リーク巡り会見 テロ情報流出に言及か

 セッションズ司法長官は4日、政府の機密情報漏えいについて記者会見を行った。司法省は「安全保障を脅かす情報漏えい」が主題だとしており、5月に英マンチェスターで起きた自爆テロで英情報当局が米側に提供した情報の流出に関して、捜査状況を明らかにする可能性がある。

 米大統領選干渉疑惑「ロシアゲート」などを巡る報道に追われるトランプ大統領は情報機関によるメディアへのリークを厳しく取り締まる意向を表明しており、セッションズ氏は漏えい阻止に向けた政権の取り組みを打ち出すとみられる。会見にはコーツ国家情報長官らも同席。

 マンチェスターでの自爆テロでは、英警察当局が撮影した爆発物などの詳細な写真を米メディアが報道。いずれも米側に提供された英国の捜査情報に基づいているとみられ、英政府が一時、米国との情報共有を停止するなどテロ対策での連携に支障が出ていた。(共同)