Monday, August 07, 2017 10:21 AM

ペプシコ、パーム油の溯及追跡を向上

 ペプシコ(PepsiCo)は、調達するパーム油の89%に関して製油所までさかのぼる供給経路を把握していることを強調した。供給網管理における技術応用が進んだ成果だ。同社が調達する大量のパーム油の国際供給網は、数十社の供給業者、1500ヵ所以上の製油所、さらに数万件の農家や農園に広がっている。2016年に関する最近の報告書では、調達分の89%に関して、その出所を製油所までさかのぼれると説明。しかし、製油所よりも前の段階では、溯及追跡(トレーサビリティー、上流に向かって追跡することを英語ではトレースと表現し、下流に向かっての追跡をトラックと表現する)が困難だと報告。確立された溯及追跡の定義が農家や農園に存在しないためだ。ペプシコでは、その溝を埋めるために業界関係者らと協力していると話している。パーム油の原料であるアブラヤシは世界的に乱獲されており、パーム油の持続可能性ある生産が求められている。

https://www.environmentalleader.com/2017/08/pepsico-now-traces-90-palm-oil-back-mill-ensure-future-supply/