Monday, August 07, 2017 10:47 AM

低レベル廃棄物線量誤りか 4原発4300本

 日本原燃は7日、青森県六ケ所村の埋設施設に国内の4原発から受け入れた、低レベル放射性廃棄物入りのドラム缶約4300本について、各原発で搬出前に測定した放射線量が誤っていた疑いがあり、実際は高かった可能性があると発表した。原子力規制庁によると、搬出時や保管中に求められる放射線量の基準値をいずれも下回っており、周辺環境への影響はないという。

 原燃などによると、4原発と廃棄物量の内訳は、中国電力島根原発(島根県)3448本、日本原子力発電敦賀原発(福井県)809本、四国電力伊方原発(愛媛県)10本、北陸電力志賀原発(石川県)4本。

 4原発とも日立GEニュークリア・エナジーの測定機器で、2000年以降に使用していた。同社によると、島根原発の測定機器を保守点検した際、測定値に不具合が見つかった。(共同)