Monday, August 07, 2017 10:47 AM

前原氏、立候補を正式表明 代表選、共闘は是々非々も

 民進党の前原誠司元外相は7日、国会内で記者会見し、9月1日投開票の党代表選への立候補を正式に表明した。「自公に代わる受け皿をつくらないといけない。今の選択肢では、国民の不安を解消する政策を打ち出す政党がない」と抱負を述べた。共産党を含めた4野党の連携には政策ごとに是々非々で対応する考えも示した。4党などが4月にまとめた共通見解の見直しにも言及した。

 前原氏は「これまでの議員生活の全てをなげうって民進党への信頼感を取り戻し、『この人たちに任せよう』と言ってもらえる党の再生のために努力したい」と強調した。野党共闘を巡っては「政策理念が一致しない政党と協力するのは野合でしかない。選挙互助会とみられても仕方がない」と指摘。その上で「自らの政策理念の下で協力できるところとは協力する」と説明した。

 憲法改正は「最重要課題だと思っていない」とした。一方で、安倍政権下の論議に否定的だった蓮舫執行部を念頭に「安倍政権下では行わないということではなく、堂々と(論議を)すればいい」と述べた。(共同)