Monday, August 07, 2017 10:49 AM

安保理制裁履行へ圧力 日米韓、北朝鮮は猛反発

 日米韓3カ国は7日、フィリピンの首都マニラで外相会談を開き、国連安全保障理事会の新たな北朝鮮制裁決議の着実な履行を含め、北朝鮮に圧力をかけることが重要だとの認識で一致した。さらなる「効果的な圧力」に向けて連携を図ることを確認した。中国やロシア、東南アジア諸国連合(ASEAN)各国に圧力強化措置への協力を働き掛けることも申し合わせた。

 北朝鮮は政府声明を発表し、決議について「主権に対する乱暴な侵害で全面的に排撃する」と非難し、猛反発した。

 日米韓は、2回にわたり大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射した北朝鮮に対し、石炭輸出を全面的に禁止する新たな安保理決議が採択されたことを踏まえ、結束をアピールし、新決議の厳格実施を国際社会に求めた形だ。決議には賛成したものの、対話重視の姿勢を示す中国側の動向が焦点となる。(共同)