Tuesday, August 08, 2017 10:51 AM
中国、情報戦で攻勢 発信力不足の米に差
北朝鮮の核・ミサイル開発と南シナ海問題が主要テーマとなった、一連の東南アジア諸国連合(ASEAN)の会合が8日、終わった。両問題でその言動が注目された中国の王毅外相は期間中、積極的に自国の主張を広報。発信力に乏しいティラーソン米国務長官との差が際立ち、情報戦での攻勢ぶりが目立った。
王氏を含む中国代表団は、各国記者の作業場所となるメディアセンターが設置されたマニラのホテルに宿泊。ホテル内に取材エリアを独自に設け、各国外相との会談が行われるたびに記者団の取材に応じた。王氏はASEAN会合の会場でも2回、内外メディア向けの記者会見を開催した。
特に南シナ海問題では、解決に向けた「行動規範」の枠組みを中国とASEANが承認した成果を繰り返し強調。「貴重な成果を認めたくない国々が後ろ向きのメッセージを発信している」と、日本や米国を批判した。(共同)
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