Tuesday, August 08, 2017 10:54 AM

事故レベル「最も重大」 オスプレイ墜落で米軍

 米海軍安全センターは7日までに、オーストラリア沖で5日に起きた新型輸送機オスプレイの墜落事故について、事故の深刻度を示す4分類のうち最も重大な「クラスA」に当たると公表した。在沖縄米軍は行方不明になっていた海兵隊員3人が死亡したと発表。小野寺五典防衛相は日本時間の8日、事故を巡り「米側に早急な報告をお願いしている」と述べた。沖縄県の富川盛武副知事は米軍に抗議した。

 江崎鉄磨沖縄北方担当相は8日、就任してから初めて沖縄県に入り、翁長雄志知事と会談した。翁長氏はオスプレイの沖縄配備の撤回などを求める要望書を手渡した。その後、江崎氏は沖縄県議会の新里米吉議長、赤嶺昇副議長と面会。赤嶺氏は、江崎氏が日米地位協定見直しに言及したことに触れ「その姿勢で臨んでほしい」と語り、江崎氏は「一つ一つ改善を積み重ねていく中で地位協定のあるべき姿を追求していく」と応じた。

 一方、富川副知事は米軍に抗議後、記者団に「沖縄の視点から言うと耐え難く怒りを禁じ得ない」と語った。(共同)