Wednesday, August 09, 2017 10:37 AM

米大統領「テロ」に沈黙 モスク爆破、非難求める声

 ミネソタ州のモスク(イスラム教礼拝所)に5日、爆発物が投げ込まれた事件で、デートン州知事らが「テロ行為」と非難する中、トランプ大統領は8日まで沈黙を保っている。ソーシャルメディアでは大統領として事件を非難すべきだとの声が上がっている。

 事件は5日早朝、ミネアポリス郊外のモスクで発生。爆発物が一室に投げ込まれ爆発後に一時出火し、窓など一部が壊れた。けが人は出ておらず犯人は不明。連邦捜査局(FBI)は即席爆破装置(IED)が使用されたとみて捜査している。

 この間、トランプ氏はニュージャージー州のゴルフ施設で夏休みを過ごし、ツイッターで政権に批判的なCNNテレビなどのメディアを非難する投稿を続けているが、モスクの事件には一切触れていない。(共同)