Wednesday, August 09, 2017 10:37 AM

全航空機の飛行停止検討 米海兵隊、24時間と報道

 ABCテレビ電子版は8日、米海兵隊が世界中に保有する全ての固定翼機と回転翼機を対象に、24時間の飛行停止措置を検討していると報じた。新型輸送機オスプレイが墜落した事故などを受けた措置で、安全確保のためパイロットや乗員の適切な対応手順を確認するのが目的だとしている。

 海兵隊では、5日にオーストラリア沖でオスプレイが墜落して3人が死亡したほか、ミシシッピ州で7月10日にKC130空中給油機が畑に墜落し、乗っていた16人全員が死亡。深刻な事故が相次いでいる。

 今月5日の事故後、日本政府は国内飛行の自粛を要請。在沖縄米軍トップのニコルソン沖縄地域調整官は沖縄県副知事に「オスプレイは世界中で飛んでいる」として、自粛は必要ないとの認識を示していた。(共同)