Wednesday, August 09, 2017 10:38 AM
パリ協定対応は「検討中」 米政権が想定問答集
「パリ協定への復帰について尋ねられたら『さまざまな観点から検討中だ』と答えるように」。米国務省が在外の外交官に向け、米国の地球温暖化政策についての想定問答集を通達していたことが分かった。ロイター通信が8日、報じた。
ロイターが入手した外交公電によると、通達はティラーソン国務長官名で発出。温暖化対策の国際枠組みであるパリ協定からの離脱を表明した米政権に対し、各国の政府や報道の関係者からの想定される約30の質問と回答例を示している。
離脱表明に当たってトランプ大統領が「米国にとって有利な条件が整うなら、再び参加する余地はある」と含みを残したことに関し、通達は「どのように復帰を検討するのか」と問われたら「検討中で、いつ始めるかまだ分からない」とはぐらかすよう指示している。(共同)
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