Wednesday, August 09, 2017 1:07 PM

「左翼に爆発の形跡」 ポーランド、政府機墜落で

 2010年にポーランドのレフ・カチンスキ大統領ら96人が死亡した政府専用機墜落を調べている同国の調査委員会は9日、機体の左翼に爆発した形跡があるとして、爆発が原因との見方を示した。ポーランド通信が報じた。

 専用機はロシア西部で墜落し、ロシア、ポーランドの双方が操縦士の判断ミスや経験不足としていたが、カチンスキ氏の双子の兄ヤロスワフ・カチンスキ党首が率いる政権与党が主導して再調査が行われている。

 カチンスキ党首はこれまで、墜落が大統領に対する暗殺だった疑いがあると示唆してきた。ポーランド政府がこうした主張を強めれば、悪天候の中で着陸を強行したことが墜落の原因だとしているロシア側と対立が深まりそうだ。(共同)