Wednesday, August 09, 2017 5:53 PM

ヘイトスピーチ28万件削除 フェイスブック、1カ月で

 交流サイト大手のフェイスブックは9日までに、ヘイトスピーチ対策として、全世界で問題のあった投稿を1カ月当たり約28万8000件削除したと明らかにした。一方で、問題があるかどうかの線引きが難しく、判断を誤ることも多いとも表明した。

 フェイスブックはヘイトスピーチの定義を「人種や民族性、国籍、宗教などを理由に人々を直接的に攻撃すること」と説明。利用者らの報告を受け、暴力的な扇動などがあれば削除し、危険が明らかなら、当局に通報しているという。

 ただ「何十億もの投稿があり、投稿の意図や意味を評価する文脈が必要だ」とし、「線引きする完璧なシステムはまだない」と説明。人工知能(AI)の開発も進めているが、現状は人手に頼っているという。(共同)