Thursday, August 10, 2017 11:34 AM

核禁止条約の早期発効を 首長会議、長崎アピール

 核兵器のない世界の実現に向けて広島、長崎両市を中心に各国都市が連携する非政府組織(NGO)「平和首長会議」は10日、国連で7月に採択された核兵器禁止条約の早期発効を目指す「ナガサキアピール」を採択し、長崎市で閉幕した。

 アピールは、広島と長崎の被爆者を「命を削る思いで核廃絶を訴えてきた」と評価。核禁止条約を発効させるため、加盟都市が自国の政府に署名や批准を働き掛けることを確認した。

 同時に全ての政府に対し、核拡散防止条約(NPT)に基づく核軍縮も並行して取り組むよう、注文を付けている。(共同)