Thursday, August 10, 2017 5:50 PM

独デパートに日本酒売り場 期間限定、市民ら試飲

 ドイツの首都ベルリンの高級百貨店「カーデーウェー」で10日までに、日本酒の売り場が登場した。食品フロアの一角に高知と広島、香川の3県の約20銘柄を陳列しており、試飲した市民らは「おいしい」と笑顔を見せた。

 ベルリン在住の吉本美和子さん(62)の企画で、19日までの期間限定。吉本さんは「日本酒の輸出を増やし、日本の地方活性化につなげたい」と話した。

 1990年代に日本で暮らした大学教員タンヤ・ミュラーさん(52)は「懐かしい」と日本酒を購入。「日本酒はもっと欧州で普及してもいいはずだが、こちらでは値段が高いのが難点。うまく売らないと富裕層にしか買われないお酒になってしまう」と語った。(共同)