Friday, August 11, 2017 10:37 AM

ロシア疑惑の捜査加速警戒 元幹部宅捜索でトランプ氏

 トランプ大統領は10日、昨年の米大統領選を巡るロシア干渉疑惑に絡み、トランプ陣営の選対本部長を務めたマナフォート氏が連邦捜査局(FBI)の家宅捜索を受けたのは「強いシグナルだ」と述べ、捜査の加速に警戒感を見せた。休暇で滞在中のニュージャージー州で記者団に語った。

 マナフォート氏はロシアやウクライナとの不透明な関係が発覚し、昨年8月に選対本部長を辞任した。トランプ氏は家宅捜索に「驚いた」と述べ、マナフォート氏について「上品な男だ」としながらも「長いこと話をしていない」などと、疎遠であることを強調した。

 モラー特別検察官の指揮下で捜査に当たるFBIは7月下旬、マナフォート氏の自宅を家宅捜索した。外国銀行との取引に関する法律違反で立件される可能性が浮上している。(共同)