Friday, August 11, 2017 10:40 AM

三菱重工にまた賠償命令 韓国、元挺身隊請求認める

 韓国南西部の光州地裁は11日、太平洋戦争末期、三菱重工業の名古屋市内の軍需工場へ動員された元朝鮮女子勤労挺身隊員の韓国人女性3人と遺族1人が同社に損害賠償の支払いを求めた訴訟で、請求を認め、同社に計4億7000万ウォン(約4500万円)の支払いを命じた。

 金相延裁判長は、原告らが1944年、「学校で勉強ができる」とだまされて名古屋へ連れて行かれ、三菱重工業は給与も払わずに重労働を強要する反人道的不法行為を行ったと認定した。

 その上で「日本の国家権力が関与した反人道的不法行為や、植民地支配に関係した不法行為で生じた賠償請求権は、65年の日韓請求権協定では消滅していない」とした。(共同)