Friday, August 11, 2017 10:41 AM

米消費者物価0.1%上昇 7月、市場予想下回る

 米労働省が11日発表した7月の消費者物価指数(季節調整済み)は前月比0.1%上昇した。0.2%の上昇とみていた市場予想を下回った。前年同月比(季節調整前)では1.7%上昇した。

 前月比の品目別では、食品価格が値上がりしたが、エネルギー価格はわずかながら下がった。携帯電話通信料の下落が続いた。月ごとの価格変動が激しいエネルギーと食品を除いたコア指数は前月比0.1%上昇した。前年同月比では1.7%上昇した。

 米連邦準備制度理事会(FRB)は物価上昇ペースが鈍いことを懸念しており、消費者物価の動きも追加利上げの時期を判断する要因になるとみられる。(共同)